BE A HERO Project
強くなる方法はここにある。
ビー・ア・ヒーロー プロジェクト!
be-a-hero-project.com

《BE A HEROプロジェクトの本》

「いじめ」をなくす! 「BE A HERO」プロジェクトの挑戦

いじめ問題は「対処する」から「予防する」時代へ! 科学的根拠のある予防プログラムを使えば、いじめはなくせる!

本書では、「予防するいじめ」へと転換するため、科学的根拠のある予防プログラムを考案・実践!良い行動の視点はたった4つ!このHEROメソッドを実践して大人も子どもも
「良い行動」を増やしましょう!
教師、親御さんをはじめ、子どもにかかわるすべての人の必読書!
いじめないこと、いじめを見たら勇気を持ってやめるように言うこと、誰かに助けを求めること
ひとりぼっちの友達を仲間に入れること、困っている友達に声を掛けること。
少しでもできたら、君は一つ、強くなる。
いじめのない社会をつくるために
いじめ撲滅「BE A HERO」プロジェクト
Be Brave, Be a Hero!!
BE A HERO!!
「Be Brave, Be a Hero!!(勇気を持ってヒーローになろう)」

「BE A HERO」に込められた想い

H
Help
ヒーローは、友達を助ける勇気、助けを求める勇気を持ちます。
E
Empathy
ヒーローは、弱者の気持ちに共感します。
R
Respect
ヒーローは、どんな相手も尊重します。
O
Open-mind
ヒーローは、心を開き、みんなを受け入れます。

HEROになるということ。 ~君には世界を変えられる力がある~

いじめをなくすために、私たちには、何ができるのでしょうか。
これまでの科学的研究の結果、周りの人が何らかの行動を起こすと、いじめを止めることができることがわかっています。
例えば、あなたが「いじめをしている人に注意をする」「いじめられている人を仲間に入れる」「いじめられている人の代わりに助けを求める」などのちょっとした行動をすることで、いじめのない世界を実現できる可能性があります。
いじめのない世界を作るために、一人一人が『勇気のある行動』のできるHEROになって欲しい。HEROには、世界を変える力がある。その力を信じて、行動してほしい。
それがこの「BE A HERO」プロジェクトの願いです。

科学でいじめのない世界を創る

いじめとは何か。なぜ起こるのか。効果的な対処法は何か。いじめが起こらない集団の条件とは。
こうした疑問に対し、“科学”を使って考える、つまり、いじめについてのこれまでの研究の結果や理論を使うことにより、私たちは正しい回答を手に入れることができます。

Be a HERO,
NOT a Bully

科学でいじめのない世界を創る
科学的研究の成果を用いて、いじめについての正しい知識と方法を身に着ける。それが、いじめのない世界への第一歩。

21世紀、世界の教育のスタンダードは、科学的アプローチ。

「科学」について~科学の利用価値を知る~

科学とは何でしょうか? 様々な考え方がありますが、ここでは科学を「再現性の確保」と考えます。スイッチを押せば機械が動く、薬を飲めば対象の疾患が治る、のように、再現性が確保されているからこそ、私たちは科学を信頼し、生活を豊かにするために使うことができるのです。
教育はどうでしょう。
例えば、子どもたちの暴力、非行、不登校、いじめなど、子どもに関わる問題について、私たちは様々なアプローチを行っています。
しかし、現状を詳細に検討していくと、そうしたアプローチのほとんどが経験的、伝統的な手法にとどまり、その効果が出ているかどうかさえ、十分に検証されていません。これは教育の分野での科学的アプローチがまだ十分ではないことを意味します。
一方、世界に目を向けると、科学的研究によって有効性が裏付けられた教育プログラム、指導法がすでにいくつも実施されています。いじめの予防、撲滅に関しても同じです。私たちは、いじめ問題に対し、科学的なアプローチが必要であると考えています。

【いじめに関する科学的研究から】

  • 小学4年生から中学2年生の25%がいじめが原因で学力が低下した。(Beane,1999)
  • 8歳のときに攻撃的な男子は、大人になってから何らかの犯罪者になる確率が高く、さらに大学を終えたり就労したりすることが困難である。(Eron, 1987)
  • いじめ被害による自己肯定感の低下によって、学力や社会的能力が下がる。(Ross,1996)
  • いじめの被害者は当然、心理的な苦痛を受けるが、傍観者も同様であり、特にいじめの事実が起こっているときよりも、それが過ぎ去ってからになると、被害者と同じくらいの心理的苦痛を抱いている(Jansonら、2004)

いじめに「科学」をどう使うか?

いじめを科学的に見る、ということについて、多くの人はよく理解できないかもしれません。我が国において、人の行動や発達は、情緒的、個人的、経験的に把握することが常だからです。
しかし、人の行動、人の発達、脳の機能に関する研究は大きく進んでいます。欧米諸外国では、いじめを含めた子どもの問題こそ、科学的に解明し、根拠をもって対応していくことが必要であるとされています。
私たちがいう「科学」とは、これまでに行われた世界の科学的研究により、根拠となる理論が明確であり、効果が約束され、再現可能であることを意味します。また、私たちの取組そのものも、科学的に計測し、その結果を常に次に反映させていくべきだと考えています。
非常に地道な取組ではありますが、子どもたちは私たちの未来、命そのもの。私たち社会全体の幸せのために、必要なことだと確信しています。

【いじめを深刻化させるキーワード】

力の不均衡(Unbalance Power):いじめは普通、力の強い者が弱い者に対して行います。力の不均衡とは、肉体的なもの、物理的な力の差だけにとどまらず、スポーツのうまいへた、先輩後輩、レギュラーと補欠など、様々な面で引き起こされます。力の不均衡があると、弱者である被害者は、加害者に対して、「やめてほしい」「いや」などの意思表示すらできなくなります。
シンキングエラー(Thinking Error):いじめの加害者は、自分の加害行動をいじめだと認識しておらず、「先輩だから当然だ」「これは遊びだから問題ない」「相手のためを思って鍛えているのだ」「自分もやられたから問題ない」などと間違った考え(シンキングエラー)に支配されます。そのため加害者は自らの間違った行動に気づけなくなります。

BE A HEROプロジェクト

BE A HERO!!
Play Ball イベント「いじめをなくすヒーローになろう」
本プロジェクトを皆様に紹介する啓発イベント
内容一例
  • BE A HEROプロジェクトの趣旨、内容、チームのご紹介
  • BE A HEROプロジェクト関連グッズの配布
  • 「いじめをなくすために行動しよう」セミナーの開催
  • 賛同するアスリートからのメッセージ、対談等
アスリートのイベントへの参加は一例です。日程、規模等に応じて内容は調整します。
対象 地域のお子様、保護者、教育関係者をはじめとする全ての皆様
TRIPLE-CHANGE PROGRAM
いじめ予防プログラム「TRIPLE-CHANGE」
3つの「CHANGE」でいじめをなくす。
子どもの発達科学研究所が提案するいじめ予防プログラム。
いじめがなくならない原因を科学的にとらえ、間違った知識や思い込みを正しい知識に変える「Cognitive CHANGE」、正しい行動方法を獲得し行動を変える「Behavior CHANGE」、全ての人にとって居心地の良い集団へ帰る「Climate CHANGE」、この3つのチェンジを学び、現場へと活かしていただけるセミナーです。
内容
  • Basicセミナー :90分×2コマ(半日) いじめを科学で考える、いじめケースへの対応演習
  • Advanceセミナー :90分×6コマ(2日間) いじめ予防授業の実際、保護者啓発、いじめ困難事例など
対象 教育関係者、保護者など
TEAM-PLAY PROGRAM
部活動包括マネジメントプログラム「TEAM-PLAY」
部活動からいじめをなくす。未来のアスリートたちに向けたいじめ予防プログラム。
部活動は、子どもたちが大きく成長することができる場です。一方で、「耐える力をつけるためには何をしてもいい」、「先輩や先生には無条件で従わなければならない」といったシンキングエラーを起こしやすいという側面があります。このプログラムでは、子どもたちに、いじめに関する正しい知識を提供することで、いじめのない部活動、学校を実現することを目指します。同時に、チームの力を最大限に引き出すコミュニケーションスキルや問題解決スキルを高めることができます。
想いのあるアスリートや地元企業のご賛同、ご支援のもと、全国の学校やクラブチームで開催します。
内容
  • Basicセミナー :90分×1コマ チームのルールと優先順位、コミュニケーションの取り方
  • Leaderセミナー :90分×3コマ(1日間) リーダーシップとは、問題解決・目標設定スキル、思春期問題
対象 部活動指導者、児童生徒、保護者など
科学的に正しい知識を身につけ、いじめのない世界の創造へ
大人も子どもも、正しい知識と行動で、ヒーローになろう
考えてみれば、僕の周りにもいじめがありました。小学校のとき、中学校のとき、野球を始めてからも、いじめをする人がいたことを覚えています。
それから20年以上が経ち、僕は大人になり、家族を持つようになりました。
そんな中、いじめについての研究があるという話を聞きました。それによると、いじめはそのときだけでなく、その後の人生にも悪い影響を与えるというのです。
それで僕は心配になりました。僕が子どもの頃、いじめの被害に遭っていた友達は、僕と同じように家族を持ち、子どもの親になっているだろうか。仕事につき、社会人として活躍しているだろうか。それとも、過去のいじめ体験を苦しく思い出しているのではないだろうか、と。
今を生きる子どもたちのことも同じです。今、いじめに悩み、苦しんでいる子どもたちが、今だけでなく将来も苦しむ可能性があるとしたら、余計に何とかしなければなりません。
いじめの研究によると、いじめをなくすためには科学が使えるそうです。 つまり、いじめをなくそう、いじめの被害者を救おうという気持ちも大切ですが、理詰めで考え、データに基づいた正しい方法をとることが良い結果に結びつくというのです。まさに、僕のピッチングスタイルと同じです!
また、いじめの被害に遭わないようにする、被害に遭っている人を救うという守りの発想も大切ですが、いじめが起きない社会を創るという攻めの考えの方も大切だと思います。守りと攻めのバランス、これも僕が自分のピッチングで考えていることと同じです。
いじめは些細なことではありません。自分さえ辛くなければ、放っておいて良い問題でもありません。「いじめは子どもの未来に影響を与える」とするならば、全ての人が当事者で、全ての人がすぐに行動すべきです。
いじめをなくすヒーローになりましょう。
本当のヒーローは、誰にでも優しくて、誰かを傷つけることなく、正しい行動をとれる人だと僕は思います。本当の勇気と行動力がある人です。
僕は本当のヒーローになります! 三人の子どもをもつ父親として、責任ある社会人として、アスリートの一人として、これを僕の行動宣言にしたいと思います!
岩隈久志
岩隈選手

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