2018年12月1日、高崎市立寺尾中学校で「HEROになろう」の講義を行いました。
今回は、高崎市内の子どもたちがいじめ防止について考える高崎市教育委員会主催の「中学生リーダー研修会」と連動し、寺尾中学校の全生徒だけでなく、高崎市の24の中学校の代表(リーダー)も参加してくれました。
学校生活で起こりうるケーススタディの時間では、寺尾中学校の生徒さんはもちろん、その場で会ったばかりのリーダー研修の生徒さんたちもすぐに仲間を作って活発な議論を交わし、それぞれの意見を発表。その熱意に呼応するように、発起人の岩隈久志投手も、メジャーリーグ時代の話を交え、いじめのない社会をつくっていくために大切なことを時間いっぱい伝えました。
この日の特徴は、高崎市や教育委員会のご協力もあり、その学校の先生や保護者以外の大人の参加者も多かったこと。
BE A HEROは「科学」=「誰もが同じ結果を出せる方法(研究結果)」を使って、いじめの起こらない社会をつくっていくことを目指していますが、いじめ加害者の特徴の一つには「身近に(加害の)モデルがいる」という研究結果があります。そのモデルは、親や教師、指導者の場合もあり、逆に、身近に「良いモデルを提供する人」が多い場合は、加害者になりにくいと言えます。ですから、このような講義に様々な立場の大人の方にたくさん参加していただき、自ら「良いモデル」となってもらえることが、いじめの起こらない社会をつくる一つの方法でもあるといえるのです。
この日参加して下さった大人の方たちには、是非、ご家族や周りの方にも、この日聴いていただいたことをたくさん広めていただけると嬉しいです。
またこの日は「HEROになろう」の講義が終わった後、寺尾中学校野球部や市のスポーツ少年団、学童野球の代表児童らを岩隈投手が激励。一緒に記念撮影もし、楽しい時間を過ごしました。
夕方は、高崎市長を表敬訪問。飯野教育長からお昼のリーダー研修会に関しての報告もあり、「BE A HERO」を高崎市で実施できたことへお礼の言葉もいただきました。 寺尾中学校をはじめとする高崎市の皆さん、教育委員会の皆様、ありがとうございました。